【パキラの育て方】成長早すぎるし、育てるの簡単すぎる
パキラは観葉植物の大定番。
俺はみんなが持っているものを毛嫌いしてしまう天の邪鬼タイプなのだが、同時に「基本」を理解している者は応用に強いとも思っている。ボタニカルライフを語る際に、「え、パキラ知らないの?」などとナメられてたら屈辱である。なので、パキラが何故に定番となっているのかを知るためにも育ててみることにした。
俺はアジが出るもの、経年変化を楽しめるものが好きである。なので、パキラを買う時にもなるべく苗の状態の小さいものを探した。
それがこれである。これが約1年前のこと。パキラの面影もない、緑の棒である。
ここから苗を1本ずつ分けて植え替えた。
そして一年後の姿がこれである。
なんという成長スピードだろう。3本あったうち1本は残念ながら枯れてしまったが、2本がこの状態である。
購入当初の春先には、ブニブニのゴムのようなグリーンの頼りない幹に、小さな葉が付いていた。
だが夏になると、毎日変貌を遂げ続けた。じっと見ていると、タイムラプスで撮影しなくてもその成長が分かるんじゃないかと思うくらい成長が早かった。
みるみるうちにゴムみたいな幹は編み目のある茶色い幹へと木化してゆき、太さも1年で5倍くらいに膨れ上がった。
管理も適当に、ベランダで、土が乾いたら水をたっぷりとやるくらいで、直射日光はなるべく避けてきたが、それにしても成長しすぎじゃあるまいか。
これで1年だったら、来年、再来年頃には実を付けて俺の背も抜いてしまうのでは、と心配になる。
パキラ、こいつは手間がかからない。そして日々姿を変え続けるという、気の長いボタニカルライフに刺激を与える気配りもしてくる「出来た」ヤツだ。
定番には定番たる所以がある。
植え替えも1年に1回はした方がいいのかな。
【置き場所】
春〜秋は、直射日光を避けて緩い日差しの入る場所。俺はベランダの日陰。
冬は、エアコンの風が当たらない窓際。
【水やり】
土の表面が乾いたら、鉢底から水が溢れるまでたっぷりと。
葉水はマメにやる。
【肥料】
4〜6月くらいに、「バイオゴールド オリジナル」を適量あげる。
【植え替え】
今のところ1年に一度。成長が安定したら2年に一度くらいなんだと思う。
【用土】
市販の観葉植物用の土。
【病虫害その他】
今の所無し。虫は付きにくいと思う。
直射日光に長く当たると葉が白くなる。これは元に戻らないので注意。