【躁鬱病と仕事】肩書きの多さ
昨日から冷たい雨が降り続いている。
季節の変わり目は、体調を悪化させる。俺の場合は春先が一番堪えるが、この六月の気候も蒸し蒸ししたり寒くなったりして辛い。
今週は三日間出社できた。今日は仕事のことを考えるとアタマが締め付けられる症状が止まらず休んでいる。
俺の業務内容はいろいろある。
メインでやっている順に書くと、
という感じ。
名刺の肩書きはクリエイティブディレクターだが、その範疇に留まらない業務を受けている。もう肩書きを入れるのはやめようかとも思っている。
これ以外にも、カタログなど紙ものの制作だったりスチール撮影だったりのディレクターやプロデューサーをやる時もある。
カンタンに言うと、BtoBでもBtoCでも企業(個人でやっている店など小規模なものからナショナルクライアントまで様々)がモノを売りたい時の、売り方から考えてwebサイトなど具体的な制作物を作るところまでできます、という仕事だ。
だが、同じ業界の人なら気づくだろうが、この業務範囲は会社ならわかるが個人の職種となると普通よりもけっこう広い。もちろん同じような業務範囲の会社や個人はいると思うが、圧倒的に少ないだろう。
うちの会社でも全員がこの内容をやっている訳ではなく、webデザイナーやマークアップエンジニアなど1つの業務に集中している人が多い。
俺はなぜこんなに自分の業務範囲を広げたのか。
この業界に入って15年近く経つ中で、その時代的な背景もあるのだが、今思い返すとこれも躁鬱病の特性なのでは、と考えてしまう。
躁状態の時、俺はもう何でも出来ると思い込み、興味のあることにはかなり意欲的に挑戦していく。その繰り返しでこのような業務範囲になったのだと思う。
そして、仕事の内容によって異なるが、自分がクリエイティブディレクターだろうがプロデューサーだろうが、映像ディレクターだろうが(仕事によってもっと他にもいろいろポジションがあるが)、半人前にはやりたくない。いろんなものに手を出して中途半端になるのは最も避けなければいけない。
そういう意気込みで仕事をしているので、疲れることは確かに多い。業界的にもブラックだから、帰るのが遅いことは多いし、休日出勤も自分の裁量でおこなう。よく人に、違う業界の仕事をすれば病気が治るんじゃない?と言われるが、俺はなんだかんだ言ってこの業界が好きだ。違う業界で興味のある仕事はたくさんあるが、それは今の仕事と平行してやる予定だ。
なんだかんだで重宝される人材となっているので、こうやって躁鬱病と付き合いながらも仕事の数を調整したり後輩に手伝ってもらったりして余計な負担を減らし、もう暫くこの業界でやってみようと思っている。