躁鬱病(双極性障害)の中年男子が植物から元気をもらいながらポジティブに生きるブログ

躁うつ病とポジティブに付き合う、オトコのボタニカルライフ

広告制作会社の映像・webディレクター、音楽家。躁鬱病(双極性障害)ですが運良く周りの人々に温かく支えられ、休職を繰り返しながら暮らしてます。躁鬱病でも暮らしがポジティブになれる自分流の付き合い方、植物の育て方を中心に書いていきます。

【ツンデレ女王】カラテア・マコヤナの育て方

葉っぱの中に葉っぱのデザイン。

日差しを浴びると茎が外へ開いて葉のオモテを見せ、夜になると閉じて葉のウラを見せる。

葉のオモテはグリーン、ウラはパープル。

 

そんな二面性いっぱいの植物、それがカラテア一派だ。

我が家ではカラテア一派のマコヤナを育てている。

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俺はこの二面性、特に葉っぱのデザインが気に入って即買いした。

土から直接、たくさん生える大振りの葉っぱ。

葉っぱをよく見ると、その一枚一枚にはたくさん葉っぱが生えているかのようなデザインが施されている。

見栄っ張りなのかと思うと、こいつはジャングルの大きな木の下で、薄明かりを浴びながらひっそりと茂っている。

 

このツンデレヤローめ。

俺はこいつに出会った瞬間からそう感じでいた。

そう、俺はツンデレが好きなのである。ツンデレもそうだが、基本的に予定調和が嫌いで不協和音が好き。どこかに意外性や裏切りを求めている。

 

そんなツンデレカラテアちゃんに、最近変化が起きた。

購入して一年ほど経った先月だ。

カラテアは温かくなると調子が良くなるのでなんとなく鉢のウラを見てみた。

すると、鉢底からド太い根がはみ出しているではないか。細い茎からは想像もできないほどド太いのが。

その意外性にもびっくりしながら、俺はさっそく植え替えをした。二回りほど大きな鉢に。

するとどうだ、みるみるうちにカラテアちゃんは元気になり、土から次々と細い茎を伸ばし始めた。

 

カラテアはこの細い茎を伸ばし、その先から葉が出現する。

その姿は子供の頃に駄菓子屋に売っていた、棒の先にくるくると紙が巻き付けてあって、棒を持ったまま振ると紙の部分が伸びる棒(名前がわからないが俺は伸びる棒、と呼んでいた)、あれにソックリだ。

 

数日後、ふとカラテアに近づいて茎もとを見ると、伸びる棒と様子が違う棒が一本だけ伸びている。

棒には違いないが、先に何かトゲトゲした武器のようなものが付いている。三国志に出てきそうな武器。

 

俺は目を疑った。

よく見るとそれは花だったのだ。

 

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なんという意外性。

俺はこいつが花を咲かすことなど知らなかった。ただ葉っぱが延々と茂りつづけるのかと思っていた。だがよく考えればそれでは繁殖できない。花は必要だったのだ。

 

しかも、普通花といったら我先にと主張激しく、太陽に向かって露出狂のように己の姿を見せびらかそうとする。

ところがカラテアちゃんはツンデレなので、そんなことはしない。

葉っぱに埋もれるように、小振りなヤツをひっそりと付けているのだ。

お前はどこまでツンデレなんだ・・・

 

カラテアちゃんの意外性の連続に圧倒されながら観察を続けると、どうやらトゲトゲした緑色のものから白い花が複数付いている。それは夜、増えているようだ。

 

人目を気にしながら暗がりでヒソヒソと繁殖のため手入れをし、茂った葉をまさぐると露わになるその魅惑の花、なんてイヤらしい誘い方なんだ。俺はちょっと興奮を覚えた。

 

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カラテア・マコヤナ。

目下の所こいつ以上のツンデレは見たことがない。

今夜もこいつから、目が離せない。

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