バブリー植物 ユーフォルビア マハラジャの育て方
かつて日本中を狂喜乱舞させたバブル景気。
その頃の俺はまだ小学生で、テレビでは大人の女の人たちがお立ち台でボディコンワンレンでジュリ扇をはためかせ、ジョン・ロビンソンのJames Brown is deadとかが流れまくっていた。
まだ少年だった俺は、大人になったらこんなギラギラした人と付き合うのかと期待と不安に心踊らせながら、ジュリアナのCDをミニコンポで爆音で流してお母さんに怒られていた。
それからさらに数年前、日本のディスコムーブメントを牽引したのが、マハラジャではないだろうか。
扇子をフリフリ、六本木の煌びやかな夜を象徴するスタイルを確立したクラブ。当時の熱を体験してみたかった。
話が大きくそれまくったが、ユーフォルビア・マハラジャは、見た目が扇子である。
これ、絶対にクラブのマハラジャのイメージでネーミングしたんじゃないだろうか。
バブル当時、あの扇子に似てるねこの植物、みたいなこと言いながら。
マハラジャは今のところ毎日直射日光に当たりながら、ピンクの扇子の形を微妙に変えている。
白く見える扇子の中は、薄いグリーンでなんとも美しい。
棒の部分からは何やら葉っぱが生えてくるし、水やりは適当に乾いてそうだったらあげている。
かなり適当に育てているが、成長を続けている。
こいつが名付けられるのがあと数年遅かったら、ユーフォルビア・ジュリアナだったのだろうか…
それはそれで分かりやすくていいな。
まあ、すでに俺の脳内でこいつはジュリアナになっているが。